リフレッシュの時間

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特別展「Story of・・・」 カルティエ クリエイション

日程の都合上予定してなかったのですが、5月31日の展示終了を目の前にして、
改めて「見たい!!」と強く思い、なんとか時間を作って行ってきました。

東京国立博物館 表慶館で開催されているカルティエです。

イメージ 1


美しい宝石たちをあしらえたカルティエの美しいデザインを見たくてたまらなくなったというわけです。

土曜日のお昼に行ったこともあり、途中、国立西洋美術館ルーブル展は約100分待ち、
同じ東京国立博物館の阿修羅展も約80分待ちという掲示板が出ていましたが、
このカルティエ展はそんな掲示板もなく、比較的ゆっくり見ることができました。

どんな様子だったかというと・・・こちらのサイトをごらんください。→特別展「Story of・・・」HP
展示品をほんの少しご覧になれます。

実際行ってみるとなんと276点もの作品が展示されていました。
そのどれもキラキラ!ギラギラ・・・?輝いていてまぶしかったです。

展示室に入るとすぐあった美しい一面ダイヤモンドのティアラを見たときには、
なぜでしょうか、私も含めてそれを見ている皆がほほ笑んでいました。

私も少女漫画に出てきそうな感じで目がキラキラしていたと思います(笑)。
だって、こんな王族が身につけていそうなティアラを肉眼で見たのは初めてなんですもん。

次から次へと宝石、宝石・・・それでも飽きないものですね。
一つ一つがすべてデザインが違っていて、それぞれ個性があるからです。

面白かったのは、この展示室では、女性のお客さんがたくさんいて、
みんな口々に「きれいだわ~」「素敵ー!」「かわいい」とおしゃべりしながら見ていたこと。
普通の美術館だと比較的シーンとした空気の中、そんなにぺちゃくちゃおしゃべりしてはいけない
暗黙のルールがありますが、この展覧会では、そんなルールはありませんでした。
その雰囲気も楽しかったです。


私は、石を見るのも好きなので、アメジスト、エメラルド、ルビー、サファイヤ、オニキス、シトリン、ペリドット・・・
などなどの宝石が大きなサイズで見ることができたのもかなり楽しめました。

ダイヤモンドが最も透明度が高く最も輝く石ですが、なるほど
確かにダイヤモンドばかり見た直後にアクアマリンを見ると、アクアマリンが輝いていないように見えました。

ものすごい大きさで迫力に圧巻されたのが、やっぱりこちら。
イメージ 2

マハラジャのネックレスです。
写真では大きさがわかりにくいですが、これは、ネックレスの幅と人の胴体の幅が同じくらいだと思います。
めちゃくちゃ大きいです。
特にこの真ん中の黄色い石、ものすごい大きさで「こんなのがあるのか?!」と驚いていたら、
実は黄色のジルコニアでした。上の大きな4つの透明な石もジルコニアです。
次に大きな13個のドロップ型の石がホワイトトパーズで、
それ以外の透明な石はすべて本物のダイヤモンドです。
大変な迫力で、これは重過ぎて身につけられないのではないかと思います。


こんなネックレスやティアラだけでなく、いろんなブローチもたくさんあって面白かったです。
イメージ 3これは、一面ダイヤモンドのヒョウに
ところどころサファイヤが散りばめられており
球体もサファイヤですが、デザインが
まるでヒョウが地球を制覇したみたいに思えて面白かったです。

他にも、「解き放たれた鳥」ブローチなんていうのもあって、
これは鳥かごから鳥が出ていて両羽を広げているデザインでしたが、
その時代を反映したテーマの作品で、興味深かったです。

アポロが月面着陸した時に作られた、ゴールドの「月面着陸船モデルの精巧なレプリカ」という作品もありました。


この展覧会のタイトル「Story of・・・」のとおり、カルティエにも歴史があり、
カルティエの歩んできた道に沿って、展示もされていてなかなか興味深かったです。

カルティエ自然主義」では、たくさんの花々、鳥、蝶などのブローチがあったりして、
その花もバラをはじめどれも非常に精巧でした。たとえばバラのブローチは、
バラの花びらの持つ柔らかさを、プラチナとダイヤで表現していて、その巧みには目を見張るものがありました。


グレース・ケリーの身につけていたネックレスやブローチも美しかったです。
グレース・ケリーが美しいからいっそう美しく見えるのもあるかもしれないけど。


いずれにせよ、美しい宝石のアクセサリーはやっぱり女性の心をときめかせますね!!

自分が身につけることはできないアクセサリーでも、見ているだけで幸せな気分に浸れるのは、
そのアクセサリー・宝石自体がもつ輝きや美しさに純粋に心が反応しているということなのかもしれません。