鈴木其一 “歳首の図” 江戸時代 19世紀
この作品、見てのとおり、掛け軸の、絵が描かれる真ん中の本紙部分の周りに紅白梅や朝日が描かれていて、
外の風景の中に、ウグイスの描かれた掛け軸が浮かんでいるようで、面白い作品でした。
外の風景の中に、ウグイスの描かれた掛け軸が浮かんでいるようで、面白い作品でした。
背景に描かれている白梅の枝の一本が垂れ下がってきて、本紙の中に入ってきていますよね、
見る者を楽しませる工夫が施されている作品だなぁ、と感じました。華やかで好きです。
見る者を楽しませる工夫が施されている作品だなぁ、と感じました。華やかで好きです。
図録の解説を読んでみると「梅の枝に正月飾りを引っ掛けてある」とありました。
本当ですね。展覧会でこの作品を観たとき、そこまで気づきませんでした。
本当ですね。展覧会でこの作品を観たとき、そこまで気づきませんでした。
掛け軸の本紙の上部と下部にある紺色の部分に、金色の横の筋がありますが、
これは、解説によると松の葉だそうです。年初めだけあって、とても縁起がいいですね!
これは、解説によると松の葉だそうです。年初めだけあって、とても縁起がいいですね!
発色のよさと色合いのにぎやかさで、(ちょっとまた趣向が異なりますが)伊藤若冲を思い出しましたが、
伊藤若冲と鈴木其一では、なんと伊藤若冲は、鈴木其一の80年前に生まれています。
(伊藤若冲ってこの時代にしては長生きですね。)
伊藤若冲と鈴木其一では、なんと伊藤若冲は、鈴木其一の80年前に生まれています。
(伊藤若冲ってこの時代にしては長生きですね。)