リフレッシュの時間

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“ヴェロニカ・ゲリン”

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原題:VERONICA GUERIN  製作年度:2003年 製作国:アメリカ 上映時間:98分
監督:ジョエル・シューマカー
出演:ケイト・ブランシェット、ジェラルド・マクソーリー、シアラン・ハインズ
    ブレンダ・フリッカー、バリー・バーンズ、サイモン・オドリスコール、コリン・ファレル

実話に基づいた作品です。

主人公ヴェロニカ・ゲリンは、ケイト・ブランシェットが演じています。

あらすじを簡単に・・・
アイルランドのジャーナリストであるヴェロニカ・ゲリンは、夫と一人の男の子を持つ母であるが、
その身の危険も省みず真実を追究する性格の持ち主。
1994年頃、アイルランドでは、麻薬が蔓延しており、14歳の子どもまでもが麻薬を所持し、
また、麻薬中毒で死んでいく少年少女が跡を絶たなかった。
その麻薬を撲滅するために、巨大な犯罪組織を暴こうと、自らマフィアのアジトに踏み込んでいくヴェロニカは、
友人などの情報をもとに記事を書き続けるが、そういった記事の代償は大きく、命が狙われ始める。
それでも、決して怯える姿は見せず犯罪組織に立ち向かっていくヴェロニカ。そして、ついに・・・。



家族が狙われるという恐怖にありながらも単身で犯罪者に直接出向く姿は、大変勇ましかったです。
ヴェロニカの存在は、ある意味、犯罪組織のボスをも脅かしていたと思います。
そして、結果的に、アイルランドの法律が変わり、麻薬撲滅への国民の意識も高まり、実際にマフィアらが
ダブリンから撤退したというのは、非常に素晴らしいことだと思います。

でも、家族は気が気でないですよね。
命を狙われたときには、夫が心配して「もう、(記事を書くのを)やめるだろ?」と言う気持ちは共感しました。
その言葉にため息をつきながら決して自分の意志を曲げない、その強靭な精神力と正義感を持つヴェロニカは、
まさにジャーナリストになるために生まれてきたのだと思います。

ケイト・ブランシェットの演技はいつものとおり素晴らしく、観ていて安心感がありました。
それから、映画のストーリーとは関係ないですが、ショートカットがとても似合っていました。
やっぱり、ケイト・ブランシェットはいいなぁ~★

正直なところ、非常に真面目な映画なので、背筋が伸びる感じです。
ヴェロニカ・ゲリンがあまりに立派な人物なので、自分はちっぽけだなぁ~と感じてしまいました。