リフレッシュの時間

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“スクール・オブ・ロック”

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原題:THE SCHOOL OF ROCK  製作年度:2003年 製作国:アメリカ 上映時間:110分
監督:リチャード・リンクレイター  脚本:マイク・ホワイト
出演:ジャック・ブラックジョーン・キューザック、マイク・ホワイト、サラ・シルヴァーマン

大大大好きなので、DVDで買いましたよ。で、久しぶりに観ました。

私の大好きなジャック・ブラック主演。
脚本はマイク・ホワイトで、マイク・ホワイトは出演もしています。
ジョン・キューザックのお姉さんジョーン・キューザックは厳格な校長先生役。

あらすじを簡単に言うと、
ジャック・ブラックが演じる主人公デューイは、ロック・ミュージシャン。ロックの熱い魂を持って、音楽活動に専念しているが、あまりに熱の入りすぎた言動とパフォーマンスで、バンド仲間からもウザがられてしまう。

職もなく、居候させてもらっている友人ネッド(マイク・ホワイト)の恋人には「家賃を払えないなら出て行け」と言われる始末。仕方なく愛するギターを売ろうとしているところに、補充教員をしているネッドへの補充教員依頼の電話が来る。
これは金を稼ぐチャンス!と、ネッドになりすまし、学校へ。その学校は、地域トップ校で、生徒も優秀な真面目な子ども達ばかり。生徒達に授業をしろと言われても、何も教える気がないデューイだったが、ひょんなことから、バンド・バトルに参加させようと、子ども達にロック・バンドを結成させる・・・。


この作品の面白いところは、デューイが、単に子ども達にロック・バンドを結成させて練習させるだけというのではなくて、練習もさせるが同時にロックの歴史・理論を教え、色々なロックを聴けと子ども達一人一人にCDを聴く宿題を出したりして、ロックを総合的に教えているということ。そして、何よりも、デューイ自身がロック・バンドの中心となって歌手として参加していることだと思います。
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生徒に「先生も参加するんですか?」と質問されたときも、「年を取っているから参加しちゃいけないというのか?俺はバンドのリーダーだぞ。」と答え、その上、クラスのみんなに「ロックに忠誠を」と唱えさせているのも面白い。

デューイは、いつものジャック・ブラック同様、ハチャメチャのめちゃくちゃ人間なんだけど、考え方・信念は非常にまともだと思いますし、私はその信念 好きです。
壁に貼られた成績表(個人ごとに☆とか罰点がついている。)を見て、「なんて教育をしてるんだ!!俺は一切成績をつけないぞ!!」と怒っているのも、同感です。

それから、ロック・ミュージシャンの名前をたくさん挙げてみてもそれを一つも知らない生徒達に、「学校では何を教えているんだ?!!!」と叫んでいるのは、さすがデューイらしい。


話し方も行動もめちゃくちゃなんだけど、「デューイってえらいなぁ」と思ったのは、自信をなくした生徒にかける言葉も、演奏がいまいちな生徒に投げかける言葉も全部、マイナス要素の言葉がないんですよね。
ガラは最悪なのに、子ども達に話すときは、傷つける言い方だけは絶対にしない。そこがすごいなと思いました。
生活態度とかやってることはめちゃくちゃなのに、心は人間ができてるんですよねぇ。

とにかく、デューイは最後までめちゃくちゃなんですが、生徒達は、デューイの“授業”を通して、その熱意とか一生懸命に何かをやることの大切さとかを学んでいるところがいいですよね!
生徒達が、デューイに騙されたと知った後も、投げやりになっているデューイをむしろ励まして、
「真剣勝負なんだろ!!!」と言っている場面は、なんだか観ているこちらがうれしかったです。


この作品って、ほんと、観ているこちらが勇気づけられますよね。
「信念を持って、その信念を信じて、一生懸命それに取り組めよ!!」と言われている気がします。

明るくて、前向きで、面白い。言うことなしの作品です!!!
やっぱりこの作品、大好きだわ♪♪♪

私事ですが、ここ最近ちょっと落ち込んでたので、かなり元気が出ました!!!