リフレッシュの時間

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“リトル・ミス・サンシャイン”

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原題:LITTLE MISS SUNSHINE  製作年度:2006年 製作国:アメリカ 上映時間:100分
監督:ジョナサン・デイトン
出演:グレッグ・キニアトニ・コレットスティーヴ・カレルアラン・アーキン
    ポール・ダノアビゲイル・ブレスリンブライアン・クランストン


心温まる家族の映画でした。結構良かったよ。
なんとなくほんのり暖かい映画を観たいときにはオススメ。

とあるアメリカの田舎の家族のお話。
祖父は、ヘロイン中毒で下ネタばかりのじいさん。
父は、成功論のセミナーかなんかをしている。
母は、一般にいる女性と同じように時々ヒステリックにはなるが、心優しい人。
兄ドウェーンは、ニーチェを敬っていて、「ツァラトゥストラはかく語りき」を読み、世の中すべての人を嫌っている15歳。
伯父フランクは、フランス文学者の第一人者のはずだったが、他の人物にその座を取られ、同時に失恋も重なって自殺未遂したゲイ。
そして、ドウェーンの妹オリーブは、“リトル・ミス・サンシャイン”という名の美少女コンテスト優勝を夢見る6歳。

このお話、美少女コンテスト目指して、家族みんなで頑張って、、途中で困難はあったが無事に・・・!!という話ではありません。

なんやかんや、めちゃくちゃな家族で、とは言え、まあ平凡な人たちが、各自それぞれ別の方向を向いていて決してまとまることはない(ある意味現代の家族にありがちな光景)状態であったが、
(まぐれで?たまたま?)地方代表に選ばれたオリーブをカリフォルニアで開催されるコンテストに連れて行くという話です。

なんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、観ればわかります!
後味のいい映画です★ 
アカデミー賞脚本賞助演男優賞も獲得してるし、世間からも感触いい作品だったのでしょう。

俳優で私の知ってる人は一人もいませんでした。
助演男優賞獲得は、アラン・アーキン(祖父役)という俳優でした。

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途中、家族の住むアリゾナからコンテスト会場のカリフォルニアまでのバスでの移動の風景が、
こないだ私が旅行でラスベガスからザイオン国立公園までの風景に似ていて、
あの砂漠の雰囲気を思い出し、遠い目になってしまいました・・・。

確かに、祖父役、良かったかもしれないなぁ・・・
オリーブを励ましているときの言葉、本当に愛情に満ちていたように思うよ。

途中から、それぞれ違う方向のベクトルだった家族が、一つになっていく様子を見て(感じて)、
こういうの大切やんなぁ、お互いを無視しない、お互いに真面目に向き合う っていう関係。。

そういうテーマってありがち?!って思うかもしれないけど、この作品はそれを観客に臭く思わせずに素直に「うーん・・・、そうよね・・・」と思わせる、(でも強制的に思わせてしまうのではなく)現代人の心の繊細さにうま~く響くような作品に仕上がっていると思います。

やっぱり、いい映画ってことやね。

まだご覧になってない方も、いつかは、観てみていい作品だと思います☆