リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

縁切り榎@板橋区

少し前にここに書いたように、6月から、トラブルに巻き込まれていて、7月に入ったら終わるかなぁ、8月に入ったらどうかなぁ、などと思っていても、全く終わらず・・。

 

この件については、完全に、相手が私に執着していて、過去についても私に非が無いかあら探しをして、私の弁護士さんに断続的に脅迫めいた文書を送ってくるので、こちらとしてももう精神的に結構しんどいなと思いながらも、日が経つにつれて徐々に、実際に私側に非が無いのだから、確かに、先輩税理士のおっしゃるように「堂々としていればいい」のだなぁと思ってきた。

 

とはいえ、ふとした時にこのことが頭をよぎるので、私の友人が最近行ってきたという、板橋区にある縁切り榎に参拝に行った。

この縁切り榎は、下記板橋区のホームページにもあるとおり、

www.city.itabashi.tokyo.jp

悪縁を断ち切ってくれるということで、参拝者が絶えないという。

以前、NHKか何かの番組でもこの縁切り榎を見たことがあった。

 

予定はしていなかったけど、今日、娘と一緒に行ってきた。

娘は何も用がないだろうけど、私とたまたま外出していたので、その流れで私が、ふと今日参拝しに行こうと思い立ったので、連れてきた形となった。

都営三田線の板橋本町駅から歩いてすぐで、道に迷うことなく見つけることができた。

確かに人気のスポットなのだろう、小さな祠なのに、数人がその敷地内にいた。

どのようにして参拝しようかと、その狭い敷地内でうろうろしていたら、ふと、見知らぬおじいさんがニコニコ話しかけてきた。

「この榎(の石碑?)は、私が作ったんです。この縁切り榎が、江戸時代ははす向かいにあったんだけど、こっちに移転するときに、残っていた榎をこうやってコンクリートで固めて、それで、自分が作ったという印で、ここに母印を・・・」

と、指で示して、教えてくださった。

「ここは、私が40代の時に、ここの町内会がみんなで協力して、あそこからここに移転させたんだ、その私も今83歳!この縁切り榎のおかげで悪いものもつかないから、病気もせず元気モリモリだ。」

ニコニコ顔のおじいさんの話は止まらず、次は、榎の木について語り始めた。

 

そのおじいさんを、警戒心一杯の眼差しで見る私の娘(小学3年生)。

話し好きの高齢者は子どもが好きなことが多いと思う。やはり、うちの娘に話しかけてきた。

「ここの榎はね、あなたの縁とお母さんの縁を結んで、ずっと結んでくれるんだよ、木がね、一つの根っこから二本の木が生えていて、ほら、あんな風に、それで、良縁を結ぶという願いが叶うからね。」

と言いながら、次は、参拝の時の二拍手の仕方について、詳細に教えてきた。

慎重な娘が、おじいさんの言うとおりに手を合わせて、するとおじいさんが、

「お賽銭は、五円玉がいいって決まっているんだ。お金は財布にたくさんあるんだろうけど、たくさん使ったらもったいないから、五円玉!」

お賽銭を入れて、二拝二拍手一拝で、参拝終了。

 

おじいさんは、すぐ目の前の蕎麦屋の店主?だった。

 

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帰り道、歩きながら思ったことは、「あの人たちと縁が切れますように」と思ってここに来たけど、そうではなくて、そういう邪念が浮かぶ自分におさらばして、良縁を結ぶということなのだなぁ、と感じた。

つまり、惑わされない自分になる、ということ。今、こうして、一緒に娘と歩いて過ごしていること自体が幸せなことで、それが、あのおじいさんの言葉なんだなぁと思った。

 

そんな私の思いはつゆ知らず、娘はその後、とんでもないワガママを言って私を困らせるわけだが・・・。