リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

子どものスイミング

新年度となりました。

いつも忘れてしまうので、ここに記しておきます。

 

今年度から、保育園に通う下の子(5歳)が年長になったのですが、以前から通うスイミングが週3回となりました。

 

というのも、この子は、2歳の夏に家族でプールに行ったところ、その後、当時5歳の姉が毎週土曜日に習い事でスイミングに通っていることについて、どうして自分は行けないのだ!自分もスイミングに行きたい!と、毎週土曜日になるとスイミングに行く姉の姿を見るたびに地団駄を踏んだのです。

姉が通うスイミング教室は3歳以上の子でないと通えなかったので、ベビースイミングがある教室を探し、そこに通い始めました。

「水を得た魚」とはこのことと言わんばかりに、大喜びして毎週スイミングに通い、今や3年半が経ちました。

 

去年3月に、先生から、子どもの選抜コースの試験を受けないかとお声掛けていただいたのですが、私も夫もフルタイムで仕事をしているため、平日に通わせることが難しく、「共働きなので通えません」と、お誘いを断りました。

今年の3月になって、またお声掛けいただき、「いや、共働きなので・・・」と否定的な回答をしていたのですが、今回は先生が「最近は共働きのご家庭の子で通っている子もいるから、試験だけでも良いので受けてほしい」と強くおっしゃって、家族で相談して、ある意味、コロナによりテレワークが普及したおかげですね、平日の週3回だがやってみようということになりました。

ということで、選抜試験にも受かり、この4月からスタートしたのです。

 

私は、ご存知のとおり、仕事ばかりしている、子どもにとってはおそらくあまりよくない母で、これまでの子どものスイミングの送迎は基本夫に任せて、たまに私が行くときも、そんなに子どもの練習している姿は見ていませんでした。特にここ1年は非常に忙しく、子どものスイミング姿なんてほぼ見たことが無かったと思います。

 

それが、子どものため、仕事を中断して、保育園に早お迎えをして、スイミング教室に送る生活になりました。子どもは大喜びで、観覧席からぜひ見てほしい、と言います。

久しぶりに観覧席で、うちの子の様子を見ると、うちの子が私を見つけて、何とも言えない嬉しそうな恥ずかしそうな表情をして、先生に見つからないように小さく手を振るのです。

その小さな姿を見て、なぜだか、涙が出てきました。マスクで良かったです。

何度も何度も、小さく手を振って、顔は恥ずかしそうなのに、心はうれしくてたまらないのが伝わってくるのです。

ああ、幸せなことだなぁと思い、しかし、私は、仕事に戻らないといけないので、「私は帰るね」と観覧席からジェスチャーで伝えて、そしたら、うちの子も「じゃあね」と名残惜しそうに手を振っていました。

 

その次の回では、夫がスイミング教室に連れて行く番で、私はスイミング教室のお迎えの番だったのですが、早めにお迎えに行き観覧席に行くと、まだまだレッスン中で、子どもらはバタ足の練習をしていました。

うちの子が、その自分の番の練習が終わってプールサイドに並んだところで、私の姿を見つけて、小さくジャンプして喜んでいるのです。遠くて声は聞こえないし、子どもは何も言ってないのですが、「わーい」と言っている声が聴こえてきたように感じました。

そして、笑ってしまうのですが、北京オリンピックフィギュアスケートをTVで見ていたから覚えていたのか、フィギュアスケート選手たちがキスアンドクライでやるように、手でハートを作って、満面の笑みで私にハートを送ってくれました。

 

私はこれまで、子どものことを何も見てなくて、決して関心が無いわけではなく、ただ、それ以上に優先順位が高いことが仕事で多くて、その優先順位が高いものを先に対応していたら、子どものことがどうしても後回しになっていたのでした。

しかし、今回、自分が優先順位が高いと思っていることよりも、今の子どもとの時間の方が大切だと感じました。私が見ているだけで、こんなに子どもは喜んで、きっと、子どもにとってかけがえのない時間で、そしてこれは本当に今のひと時しか無く、成長とともになくなっていくかもしれない。

 

初めは、平日に週3回も仕事できる時間が減ってしまうなぁなどと、仕事を調整するのが大変だなぁなどと思っていたのですが、これは、人生にとって、貴重な子どもとの時間を作る機会をいただいた、と今は思います。

なかなか大変なことも多いですが、頑張ってまいります。